外注さんと信頼関係を深めて思うように良質な記事を書いてもらい、長期契約につなげて いくための方法について解説します。
■褒めることが大事
とにかく褒めることが基本です。記事を納品頂いたら、まずは「ありがとうございます!」 と伝えましょう。これは言われるまでもなく当たり前のことですね。
記事の良くない箇所を指摘する場合があっても、最後は「いつもきっちりと納品してもらって助かります!」など、褒めてメッセージを終わるのが良い関係を築くには 効果的です。
ただ、できれば指摘は最低限にして、褒めまくる(大げさに褒める)のが良いです。
基本的に誰でも指摘されたらいい気がしませんし、逆に褒められると、認められた(承認欲求が満たされた)わけで、本当に嬉しいものです。
ライティングというものは頭を使うものなので、良い関係をお互いに築けた方が、 外注さんも精神的にゆとりが出来て、やる気もあがります。
それには指摘するよりも褒める方が圧倒的に効果的です。
最初の数記事については最低限の指摘も必要ですが、継続する段階になったら、 とにかく褒めることに徹底してみてください。
たとえ記事の出来が 50%くらいであっても、そこはおいておいて、良いところを 見つけ、その箇所を大げさに褒めるのが良いです。「大げさに」です。
外注さんは、お金だけが目的とは一概には言えないわ けで、楽しく仕事ができることもモチベーションを保つにはかなり大事です。 それには褒めるのが簡単で効果的なのです。
とは言え、外注さんによっては、褒めても褒めても…全然効果がない人もいますが、 それはそれで仕方がありません。
逆に何度か記事の内容を指摘したことによって、外注さんがイヤになったのか わかりませんが、音信不通になったりすると自分自身もショックですし、 後味が悪いですよね(私も数回、経験あります)。
でも褒めまくっても、結果的にダメであれば、諦めもつくものです。
特に、文章での指摘というのは、受け取る側からすると、思った以上にきつく感じること が多く、非常に難しい一面があります。
なので、指摘は最初の数記事だけにして、基本的には褒めまくるというのはめちゃくちゃ効果的です。その結果、納品記事も良くなり、文字数も多くなり、外注さんも楽しく書けるよ うになり、いいことずくめです。
■記事の良い箇所は具体的に褒める
では、具体的にはどのように褒めると良いのでしょうか?
大事なことの一つとしては、少しでも記事の良い箇所があれば、その箇所を引用して 具体的に褒めるということです。
記事の内容を褒めるときは、具体的でないと、ありきたりで逆効果になることもあります。
例えば、自分の経験を踏まえた感想が記事に書かれていたとした場合は、
「記事の○○のところですが、○○さんが○○へ旅行に行かれた時に体験したことが 上手く記事の流れに合わせて書かれていて関心しました! とても素晴らしい思い出だったんですね!」
といった感じです。 単に褒めたらいいということではありません。
具体的に記事の箇所を、それも大げさに褒めることで、外注さん自身が「この記事の流れ でこういうことを書くといいんだ!」ということを自分で理解するキッカケになるので、 次から同じような表現を上手に使って記事を書いてもらえやすくなります。
記事の中で良い箇所があった場合は、具体的にその箇所を指して、「とても良い」というこ とを伝えるようにしましょう。
■褒めワードをストックしておく
褒められたら嬉しいものですが、同じ表現ばかりで 褒めていてもさすがに逆効果になるので、褒め方のパターンを持っておくと良いです。
外注さんの記事の中から褒めるネタなんて意識すれば必ずあるわけですから、いかにして 褒めるところを見つけて、バリエーション豊かにパターンを変えて褒めるかです。
以下のように褒め言葉はたくさん存在します。
- 読みやすい
- わかりやすい
- 上手い
- めちゃくちゃレベルアップされてますね!
- 素晴らしい
- 私も勉強になりました
- 文章にリズム感がある
- ○○さんしか出せない表現
- 感動(感激)しました
- 最高です
- さすがです
- センスがある
- よくこの表現を考えましたね
- ボリュームがすごい
- 気が利いている
- ○○さんらしさが出ていて良いです
- ○○の表現方法が上手い
- 読者に寄り添った良い記事ですね
他にもいくらでも出てきますが、いざとなると褒め言葉が思いつかないこともあるので、 メモ帳にストックしておきましょう。
もちろん、仕方なく褒めても意味ないので、お互い気持ちよく仕事を するための大事なコミュニケーションと思って、褒めることはいつも意識しておいてください。
■質問にはしっかりと応える
「何、当たり前のことを言ってるんだよ!」と思われるかもしれませんが、 実はこれが出来てない発注者がとても多いです。(答えるでなく、応えるです 笑)
例えば、外注さんが納品時に次のようなメッセージも合わせて、あったとします。
「記事の内容にあった適切な動画が無かったので付けていません。確認お願いします」
その際、こちらでは記事の感想などを書くと同時に、
「今回は良い動画が無かったということですね。了解しました。 テーマによってはそういう時もありますね」
みたいな感じで「動画が無い」と言ったことに対して、ちゃんとあなたが言ったことは 確認しましたよ!と意味も込めて反応して上げましょう。
記事内容とは関係無い、日常的な話をチャットワーク上でする時でも同様です。
聞かれたり、話を振られたりした時に、そのことに対して応えてあげないと、 無視されているみたいで気分が良くないでしょう。
またそれ以上に問題なのが、そうした会話のキャッチボールが上手く出来ていないと外注 さんが感じてしまうと、次の納品からただ「納品しました」だけ言って、 他の特記事項を言わなくなったりすることもあります。
記事の中身のことについて、何か重大なことに気がつかないといったことにもなりかねな いので、日頃からコミュニケーションを意識して、応えてあげるようにしましょう。
- 雑談もする
仕事とは直接関係ないことについても、チャットワーク上で軽く雑談するのも良いですね。
「最近寒くなってきましたが、○○(地名)ではどうですか?」
「夏休みに入ったので、お子さんの世話が大変ですねー」
みたいな普通に会話する感じです。
外注さんによっては反応があまり無い場合もありますが、それはそれで相手に合わせて 対応すればいいだけですし、いつも事務的な連絡ばかりではそっけないですからね。
またそうした些細な雑談の中から、新しいキーワードやテーマを発見することもありますよ。 (↑これは結構あります)
- オンラインミーティング をする
外注さんによっては、メールやチャットワークのやり取りだけではこちらの意図が理解出 来ないこともあるかもしれません。
そんなときは可能であれば ZoomやLINE電話で一度会話するのもアリです。一度でも話すと それだけお互いの信頼関係がかなり上がりますので、おすすめです。
ただ、外注さんによっては嫌がる人も結構いますので、そこは無理強いしないようにしま しょう。
